宝塚記念レース後の関係者コメント

春のG1シリーズを締め括る宝塚記念が終わった。今回の宝塚記念は馬場が梅雨時で最初から例年通り荒れ馬場でのレースが予想できた。そこで1番人気は現役牡馬最強を目指すサートゥルナーリア。3番人気に最強牝馬を目指すラッキーライラック。そして最初は2強と思われていたが馬場が稍重予想になり2強を崩しそうな重馬場巧者クロノジェネシスが2番人気を背負った。

レース結果

1着 クロノジェネシス
2着 キセキ
3着 モズベッロ

レース後コメント

1着 クロノジェネシス北村友騎手
「本当に強かった。道悪は気にせず自分の馬の走りを信じて乗れば良いと思っていた。プラス10キロの馬体重でしたが太め感なく良い状態でした。嬉しいの一言です。クロノジェネシスを褒めてあげてください。」
ヒトコト・・・とにかく強かった。秋、それ以降はもっと強くなる


2着 キセキ武豊騎手
「折り合いがついて勝ちパターンの競馬でしたが1頭強い馬がいましたね。距離はこれくらいが良いと思います。」
ヒトコト・・・まだまだやれる。折り合いがつけば脚質不問は心強い


3着 モズベッロ池添騎手
「本当によく頑張ってくれました。
口向きとかはまだ幼く、体もまだまだ良くなると思う。秋はもっと成長して頑張って欲しい。」
ヒトコト・・・パドックでの姿は酷かったのにこの内容、着順。秋が楽しみ。


4着 サートゥルナーリアルメール騎手「馬場が悪かった。距離は2200mがギリギリ。2000mまではよかった。」
ヒトコト・・・条件次第の馬という事だろう。マイルに出て来たら面白いかも。


6着 ラッキーライラックデムーロ騎手「良いところでレースは運べた。頑張ったが馬場を気にしていた。」
ヒトコト・・・脚質も合っていないと感じた。荒れ馬場では減点。

堅かった軸馬クロノジェネシス

このブログでも軸馬はクロノジェネシスにした。理由は簡単だった。宝塚記念に向いた脚質、重巧者、ライバルの脚質、重適性を考えれば迷うこともなく軸として◎を打てた。結果、他馬を大きく引き離しての圧勝。これでクロノジェネシスの秋はエリザベス女王杯だけではなく天皇賞、JC、有馬記念も視野に入れられるグランプリホースになった。

クロノジェネシスの成長、秋は?

クロノジェネシスが秋から一線級のG1戦戦に乗っていくとしたら何よりも心強いのが「成長」という点。今の古馬の中では1番そこに強みがあると思うし秋はもっと強くなると思う。それは芦毛なのにまだクロノジェネシスの馬体はまだ黒々している事がそれを証明している。この成長曲線に余地を残している点で現役最強馬アーモンドアイ、3歳の無敗でクラシック3冠馬リーチのデアリングタクト、コントレイル、この3頭と今秋のG1シリーズから凌ぎを削れるのではないかと考えている。ただし、コロナの影響でどうなるか分からないが、クロノジェネシスの脚質は是非、ロンシャン競馬場「凱旋門賞」で見てみたい。個人的には、特に雨でも降れば充分勝ち負け出来るのではないかとワクワクする。クロノジェネシスが秋からどのようなローテーションを組むのかわからないがアーモンドアイと同様に連戦が苦手な馬。慎重にレースを選んで欲しい。もしも牡馬牝馬の3冠が達成されて有馬記念で4頭が揃ったら近年最高レベルの有馬記念になり競馬界は大いに盛り上がるだろう。それくらい、この宝塚記念のクロノジェネシスは強かった。無事に秋のレースに出てきてくれることを切に願う。

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